KARIN TOZAKI

戸崎可梨（パーカッション）

今回、inc.percussion days2019 – くにたち市民芸術小ホールにて、初めてのリサイタルをさせて頂きました。自分にリサイタルが実現できるのか、初めは本当に自信がありませんでした。ですが、訓子さんに背中を押して頂き、今回何にも代え難い経験をさせて頂けて本当に良かったと思っています。

私は自分の好きな思い入れのある曲ばかりをプログラミングして取り組みました。曲の出来については、結果的に、納得のいかないものばかりで、自分の中でとても悔しい思いがあります。自分の中での詰めの甘さや、準備不足を再認識しました。そして、ステージに1時間立ち続けるということがこんなに大変なことだと知りませんでした。集中力と、体力と、意識を保つこと。何曲も準備することの大変さ。お客様に何かを伝えなければいけないという責任。演奏者は、作品に対する責任感を持って曲に取り組まなければいけないことも改めて感じました。

反省点は書ききれないほどありますが、今回初めてリサイタルを実現できたことは本当に良かったです。そして周りに支えられているということを感じられて良かったです。共演者含め、周りの方々の計り知れない気遣いと配慮なしでは、あのステージで1時間立つことは出来ませんでした。周りのおかげで、自分のやりたいことを実現することができました。そして、リサイタルだけでなくinc.のイベントを通して、自分と音楽との在り方や今後どうしていきたいのか、どう関わっていきたいのか何がしたいのかを考えるきっかけを頂きました。

くにたち市民芸術小ホールの斎藤さんはじめ、館長さん、細矢アーティストネットワークの大須賀さん、舞台監督の横山さん、照明の木原さん、ゆうじさん、カノン工房の鈴木さん、アンディさん、inc.のメンバー、そして訓子さん。強力なバックアップをして頂いて、本当にありがとうございました。お陰様で、自分のことにのみ集中させて頂けました。本当に本当に感謝致します。ありがとうございました。今回関わって頂いた方々、そして来て下さったお客様に今後恩返しができるように、これからも精進していきたいと思いました。

戸崎可梨