「男と女はお互いの日記を読んでいる、どちらもそれを知っている。」

ミュージックシアター

「鍵」日本初演

原作:谷崎潤一郎 演出:JOSSE DE PAUW 音楽監督:加藤訓子(音楽・三善 晃) 出演:池田扶美代・社本多加・フリダピトウ・加藤訓子 制作:LOD muziektheater 日ベルギー共同製作作品        

THE KEY

「鍵」

de sleutel

La clé

「日本ベルギー共同製作」

 

日本文学作品を題材にベルギーで制作、2016年2月ブリュッセルKVSでの世界初演。欧州各国にて計30公演上演。2016年ベルギー演劇界の巨匠ジョス・ドゥパウが、長年温めていた「鍵」、異色の女性4名のキャスティングによりミュージックシアターとして演出し、新作発表する。郁子と木村をダンサーの池田扶美代、社本多加が演じ、剣持をオランダ舞台女優の重鎮フリダ・ピトーが演じる。加藤訓子は、音楽のディレクションと演奏も兼務しながら敏子を演じる。ベルギーのミニマルで洗練された舞台シーンに全編を三善 晃のマリンバ作品が絶妙なマッチングで彩る。日本初演は、欧州オリジナル版を上演予定。

 

「日本の優れた文学作品を題材に、欧州の優れた演出家とシアターカンパニーが日本人アーティストと共同で製作した鍵 (de sleutel)を日本初演することに 国際芸術交流の意義を強く感じます。この作品を、時代背景の考察を元に、三善 晃の音楽で表現することに同意してくれたジョスへ深い感謝の意を込めて。」

加藤訓子

 

 

LOD muziektheater

 

上野文化会館開館55周年と日本とベルギーの国交150周年を記念した事業として日本初演したオペラ「眠れる美女」が記憶に新しいと思います。この作品を制作したのが、我々ベルギー・ゲントをベースとするシアターカンパニーLOD muziektheater です。この度、日本初演を提案する「鍵」は、ご存知の通り、谷崎潤一郎原作の小説をベースにベルギー演劇界を長年に渡ってリードしている俳優・演出家ジョス・ドゥパウがミュージックシアターとして完成させた作品です。たいへんな親日家であると同時に日本へも数え切れない程、訪問しているジョスの作品に対する意図は、深い時代背景の考察であり、日本独特の「間」や「響」を表現することです。音楽も含め、そのためのキャスティングであることがご理解いただけると思います。欧米人演出家が「日本的」な演出で日本作品を表現するのではなく、日本への深い造詣と理解をベースに外からの客観的な視点を取り入れた演出になっていることが、日本の皆様にもご理解いただけ、楽しんでいただける作品となっていることを、記します。

Hans Bruneel, Director – LOD muziektheater

 

 

Josse de Pauw

 

ジョス・ドゥパウ

ベルギーを代表するアクター、作家であり、演出家である。70年代から常にベルギーの演劇界をリードしてきたドゥパウは、ブリュッセルの王立音楽院を卒業した後、Mime Theater Group – Radeis International(1976)を設立し、その後、ブリュッセル・カーイシアターの始まりとなる劇団Schaamteを設立しました。 LarfやWegのような著名な劇場に出演し、2000年のOce Podium賞など数多くの賞を受賞しています。 彼は、これまでHet Net(Bruges)、Victoria(Ghent)、Het Toneelhuis(Antwerp)などの劇団を主宰し、多くのアーティストを輩出してきました。2011年にパリで行われたJoseph Conrad小説作品の後、Tenebrous Heartで主役を演じています。 Tom Jansen、Dirk Roofthooft、Luk Perceval、Guy Cassiers、Jan Decorte、JürgenGosh、Jan Ritsema、Jan Lauwers、Manu Riche、Peter Vermeersch、FES、Claire Chevallier、George van Dam, Jan Kuijken, Eric Thielemans, Rudy Trouvé, Roland Van Campenhout, Collegium Vocale, I Solisti del Ventoなどの様々な俳優、監督、作家、アーティストとコラボレーションしています。2017年からは、LOD Composers、Dominique Pauwels、Jan Kuijken、Kris Defoortとのコラボレーションで三部作を演出しています。 三部作の最初の部分、すなわちTrifonieは英雄(De Helden)であり、今日の社会における英雄主義とその役割がテーマとして扱われています。

ジョス・ドゥパウは1989年に最初のメジャー映画に出演した後、ベルギーの監督ドミニク・デュルデール作品のほとんどに出演しています。Crazy Love, Kaas (Cheese), Hombres Complicados, Wait Until Spring, Bandini and Iedereen Beroemd 。 この最後の映画は、2000年のアカデミー賞ベスト外国語映画にノミネートされました。ドゥパウは、自身でも2つの映画作品、VinayaとÜbungを監督しています。また、Werk(Work)とNog(More)という日常生活からの短編小説を 2冊の本として出版しており、作家としても多才な能力を発揮しています。Werkは2000年にGouden Uil賞にノミネートされました。

http://www.lod.be/nl/artiesten/josse-de-pauw/

「鍵」トレイラー

03:28

テクニカル

 

1)実施体制・主なスタッフ

制作主体:     NPO法人芸術文化ワークス LOD muziektheater

演出家:1名   Josse de Pauw (LOD)

出演者:4名   池田扶美代・社本多加

Frieda Pittoors・加藤訓子

制作担当:3名  Kristel Deweerdt (LOD)

          奥野将徳 (pH)・Andy Ito (kkap)

音響担当:1名  Brecht Beuselinck (LOD)

照明担当:1名  Jannes Dierynck (LOD)

舞台担当:2名  Nic Roseeuw (LOD)

          鈴木英生 (Atelier Canon)

衣装担当:1名  Anne-Catherine Kunz

舞台美術:1名  Herman Sorgeloos

 

2)制作・舞台関連

会場規模:   小・中ホール

座席数:    100〜1,000名

公演数:    3公演 (一会場あたり3公演以上)

舞台設営:   1日(仕込み+リハーサル)

公演時期:   2019・2020・2021シーズン

テクニカルライダー:upon request

公演予算:upon request

 

3)機材協力

パール楽器・アダムス(蘭)・RME・ゼンハイザージャパン・ノイマン・ボーズジャパン

 

公演実績

 

2016 season

2/17 -20        KVS, Brussels – World Premiere (BE)

2/23               Stadsschouwburg, Bruges (BE)

3/02               C-Mine, Genk (NL)

3/03               Chassé Theater, Breda (NL)

3/07               Theater aan het Spui The Hague (NL)

3/09 – 12       Brakke Grond, Amsterdam (NL)

4/01               CC Gildhof, Tielt (BE)

4/06               Vrijthof, Maastricht (NL)

4/08               De Spil, Roeselare (BE)

4/12               CC Berchem, Berchem (BE)

4/14               De Grote Post, Ostend (BE)

4/15 – 16       NTGent, Ghent (BE)

4/17              Schouwburg, Courtrai (BE)

 

2017 season

4/21 – 22      CCHA/cultuurcentrum, Hasselt (BE)

4/26 – 27      Le Manège, Maubeuge (FR)

5/03 – 05      La Rose des Vents Villeneuve d’Ascq. (FR)

5/10 – 11      Théâtre d’Orléans ORLEANS (FR)

 

Original Credit

BASED the book of the same name by Jun’ichiro Tanizaki

ADAPTATION, CONCEPT & STAGE DIRECTION Josse De Pauw *

MUSIC Akira Miyoshi, Kuniko Kato

PERCUSSION Kuniko Kato

VOICE-OVER Josse De Pauw WITH Frieda Pittoors, Fumiyo Ikeda, Taka Shamoto CHOREOGRAPHY Fumiyo Ikeda

LIGHT & SET DESIGN Herman Sorgeloos

COSTUME DESIGN Anne-Catherine Kunz

PRODUCTION LOD muziektheater

COPRODUCTION KVS, La Rose des Vents Villeneuve d’Ascq

 

Based on the book KAGI by Jun’ichiro Tanizaki. * Copyright © 1956, The Heirs of Jun’ichiro Tanizaki/Chuokoron-Shinsha, Inc. As translated by M. Coutinho, Copyright © 1962, De Bezige Bij. All rights reserved.

「鍵」公演画像

コンタクト

 

日本初演制作担当

NPO ARTS WORKS

伊藤聡俊 | Andy ITO

email: info@npo-artsworks.org

mobile: 080.5075.5038

ペーハー | ph

奥野将徳 | Masanori OKUNO

email: masanori.okuno@gmail.com

mobile: 080.5685.6159